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闇金相談沖縄編 男性(33):仕事がない、浪費癖、最後にいきついた闇金地獄

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闇金相談沖縄編 男性(33):仕事がない、浪費癖、最後にいきついた闇金地獄

 

今、私は闇金から執拗な取り立てを受けています。

 

この恐ろしい事態から抜け出せず目途が立たず、長い長いトンネルの中を歩いているような絶望感に襲われています。

 

そもそも、なぜ私がこのような目に遭っているのか、そのことについてお話させていただこうと思います。

 

私は北関東出身で、以前から沖縄に住むことを夢見ていました。

 

子どものころからとにかく寒いのが大嫌いで、冬に早起きして仕事に出かけるのがたまらなく苦痛で仕方ありませんでした。

 

こんな生活をこれから一生続けていくのかと思うと耐えられなかったのです。

 

大雪が降った日に雪かきをしなければならないのも本当に嫌でした。

 

どこか温かいところに移住したい。

 

初めは、そんな気持ちを漠然と持っていただけでした。

 

やっぱり、移住するなら子どものころからあこがれていた沖縄がいいな。

 

私は独身でしたので、自分一人が暮らせれば十分です。

 

手取り15万程度でもいいから何か仕事を見つけて、のんびりと暮らしていきたい。

 

夢はどんどんと膨らみます。

 

私はネットで、沖縄に移住した人の体験談などを読み漁りました。

 

みんなスローライフを楽しんでいる。

 

私も、こんなところであくせく働いて一生終わるのはごめんだったので移住に気持ちがどんどん傾いていきました。

 

私はすでに30歳を過ぎていましたし、少し焦りもありました。早めに移住を決意しなければなりません。

 

貯金もそこそこにあるし、仕事もハローワークへ行けばすぐに見つかるだろう。

 

私はついに沖縄移住を決意し、会社を辞めました。

 

移住前に何度か沖縄に足を運び、住むアパートを決定。

 

その時点で結構なお金を使いましたが、あっちで就職するんだから大丈夫だと思っていました。

 

そして、いよいよ私は沖縄の地に降り立ちました。

 

これから、私はここで生きていくんだ。

 

沖縄は、関東よりもスローな時間が流れている感じでした。

 

なんというか、気持ちが穏やかになるのです。

 

しばらくは海へ行ったり、観光地を巡ったりして沖縄を堪能しました。

 

やっぱり、移住して良かった!

 

私は一生こんな穏やかな時間が流れる環境で暮らしていけるのかと思うと、急にワクワクしてきました。

 

10日ほど沖縄観光を楽しんだ後、私は仕事探しを開始しました。

 

しかし仕事の求人は一応あるものの、面接を受けると不採用ばかりなのです。

 

月収16万円などといった仕事なのにもかかわらず、なぜ自分が受からないのか不思議でなりませんでした。

 

今まで手取りで30万円ほどもらっていたので、信じられない気持ちでいっぱいです。

 

30代と言ってもまだ前半ですし、関東なら贅沢を言わなければすぐに就職が見つかるでしょう。

 

まあ、今まで受けた会社はきっと自分と相性が悪かったんだ。

 

そうポジティブに考え、また就職活動を始めます。

 

しかし、10社受けても、20社受けても不採用でした。

 

さすがに焦りを感じ、ネットで情報を検索。

 

すると沖縄で自分と同じような経験をしている人をたくさん発見したのです。

 

沖縄は、関東などと比べると就職が大変なのが現実のようでした。

 

完全に甘く見ていました。

 

なぜ、移住前に下調べしなかったのだろう。

 

今さら悔やんでも仕方ありません。

 

でもまだ貯金があるから大丈夫だ。そのうち何とかなるだろう。

 

とにかく現実逃避をしたくて、私は買い物へ出かけます。

 

ストレスや不安からか、イオンモール沖縄ライカムやアウトレットモールなどで欲しかったものを買いまくってしまいました。

 

イオンモールは関東のものとは違って、本当に広くて夢中で見て回りました。

 

これからの生活にあれも欲しい、これもあった方がいいだろう、いい小物を身に着けたほうが就職で受かるかな?

 

などと言い訳をしては買ってしまうという始末でした。

 

正社員は諦め、アルバイトに切り替えて仕事を探し始めました。

 

しかし、それでも仕事先が見つからないのです。

 

なぜだ?以前の会社ではそこそこの業績を上げてきたし、管理職候補と名高かったのに。

 

私を使わないなんてどうかしてるだろう。

 

イライラはピークに達していました。

 

誰かとコミュニケーションを取りたい気持ちと、現実逃避をしたい気持ちから、新居のアパートでスマホゲームばかりやってしまいます。

 

欲しいアイテムがあると、後先考えず課金をしてしまいます。

 

とにかく、これからの不安を少しの間だけでも忘れたかったのです。

 

でも当然、そのツケは回ってきます。

 

アパートの家賃の支払いに、ショッピングモールでの買い物の請求、携帯料金やゲームの課金の請求・・・。

 

移住から2か月たっても仕事が見つかっていなかったため、貯金は減るばかり。もう少しで底をつきそうな状態でした。

 

毎日のように面接で自分を否定され続ける日々。

 

自分でも、自分の事を否定したくなるような気持ちが湧いてきます。

 

それを何とか紛らわしてくれるのが、買い物とスマホゲームでした。

 

買い物をすると、心の隙間が埋まるような感じがしてホッとするのです。とにかくホッとしたい、気持ちをすっきりさせたい。

 

その一心で、お金がないことは分かっていながらも買い物をしてしまうのです。

 

それから私の存在を肯定してくれるゲーム仲間も、無くてはならない存在となっていました。

 

ゲーム仲間に好かれたい。自分を認めて欲しい。そんな気持ちから、課金を続けてしまいました。

 

そしてついに、貯金が底をつきました。

 

とりあえず仕事が決まるまでお金を借りてアパート代を払わなければ。

 

私は数社の消費者金融を当たりましたが、今の無職の私にお金を貸してくれるところはありありませんでした。

 

どうしたらいい。

 

このままでは、地元に帰る飛行機代もありません。

 

途方に暮れて街を歩いていたその時、あるビラが目に留まりました。

 

「即日融資」「無職OK」

 

これはおそらく闇金のビラだろうな。そう思いました。

 

しかし、今はそんなことを言っていられる時ではありません。

 

とにかくお金を借りなければ。

 

アパートを追い出されてしまっては、住むところすらなくなってしまうのです。

 

私はその闇金と思われる業者に連絡を取りました。

 

業者と落ち合い、融資を受けます。

 

あらかじめ利息を引かれた分を渡されましたが、今の私には本当にありがたいものでした。

 

そのお金でアパート代を払い、少しずつ食料を買いました。

 

今のうちに仕事を見つけないと大変なことになる!

 

私は毎日のように面接を受けに行きましたが、結果はすべて撃沈でした。

 

闇金から借りていたお金はもちろん返済できず、利息がかさんでいきました。

 

そして携帯に、取り立て電話がかかってくるようになったのです。

 

「返済期日過ぎてますよ?分かってますか?早く返してくださいね」

 

丁寧ながら小馬鹿にしたような口調で言ってきます。

 

その取り立て電話はだんだんと頻度が増し、しまいには5分に1回ではないかと思われるくらい頻繁にかかってくるようになりました。

 

口調も、脅すような荒々しいものに変わっていきます。

 

さすがに、狂いそうなほど精神的に追い詰められました。

 

貯金が残っていなかったので、やがて携帯は止められてしまいました。

 

これで闇金からの電話から逃れられる・・・。

 

そう、ホッとしたのもつかの間。

 

自宅アパートで求人情報を見ていると、ドアを勢いよくノックする音が聞こえました。

 

「おい、居るんだろ?さっさと出てこいや」
「金返して下さいよ、金、金!」
「こんなドアすぐぶっ壊せんだよ!さっさと出て来ねえと痛い目に遭うぞ?」

 

ついに、闇金業者が乗りこんできたのです。

 

業者は二人でやってきたようでした。

 

一人はある程度落ち着いた雰囲気でしたが、もう一人は若くかなりやんちゃな感じでかなり荒っぽい口調で怒鳴り立てていました。

 

私は心臓が止まるほどに驚きました。

 

幸い戸締りをしてあったため闇金は入って来られませんでしたが、長い間ドアを叩いたり蹴ったりされました。

 

私は、何をしているのだろう。

 

暖かいところでスローライフを送りたい。

 

そんな思いから、安定した仕事を辞めて沖縄に渡ったのに。

 

闇金に追われるために沖縄に渡ったわけではなかったはずです。

 

仕事はすぐに見つかるだろう。

 

それが甘かったのです。

 

沖縄の就職事情をもっと調べてから移住するべきでした。

 

そして、なぜあの時、闇金と分かっていながら借りてしまったのだろうと悔やみました。

 

他にまだ、方法があったのではないか?

 

後悔ばかりでした。

 

「おい、居るのは分かってんだよ。さっさと出て来て金出せよ」
「返せないなら働いて払ってもらうから出てこい!」

 

闇金が怒鳴っている間私は、電気も付けず、物音も立てずに息をひそめ、嵐が去るのを待つことしかできませんでした。

 

闇金が帰った後、恐る恐る周囲をうかがうと、私の家の玄関には「金返せ」などの貼り紙がされていました。

 

仕事が見つからないことには、闇金に返済ができません。

 

お金がなくては逃げることもできません。

 

きっと、闇金から逃れるのは不可能でしょう。

 

本当に馬鹿でした。

 

私のような目には、もう誰にも遭ってほしくありません。

 

いくらお金に困っても、闇金から借りてはダメだったのです。

 

 

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