闇金相談千葉編 女性(22):風俗嬢がホストにハマり、最後は闇金にハマった話
私は、千葉市在住の風俗嬢です。
なぜ風俗なんかやってるんだ?
人はみな疑問に思うでしょう。
まずはその事から少しお話したいと思います。
そして、そんな私がなぜ闇金なんかに手を出し、堕ちて行ってしまったのか・・・。
それに関しても洗いざらいお話していければと思います。
私は、友人関係が原因で高校を中退しました。
いじめに遭ったというわけではありませんでしたが、学校内に居場所を失ったように感じてやりきれなかったためです。
その後フリーターなどをしていましたが、あまりの稼げなさに情けなく思っていました。
そんな私も二十歳になり、成人式を迎えました。
成人式の後で中学時代の仲間と飲みに行こうという話になり、居酒屋に集合しました。
話題はもっぱら、中学卒業後はどう過ごしてきたか、そして今何をやっているかという話。
真面目に高校を卒業した友人たちはそこそこいい会社に勤めている子も多く、聞くと私のバイト代の何倍もの年収をもらっている子もいるようでした。
その現実に、私はショックを受けました。
バイトなんだから給料が安いのは当然です。
でも、同じ年齢で同じように中学を卒業した仲間が、あれだけの給料をもらっている。
その中には正直、私よりも勉強ができなかった子もいたのでなんだか納得のいかない思いでした。
私だってもっと稼いでやる!もともと負けず嫌いだった私は、居ても立ってもいられなくなりました。
しかし正社員としての採用試験を受けるも、すべて不採用。
理由はやはり、最終学歴にあるようでした。
高校中退の私はどうやったら彼女たちよりも稼げるんだ?
一生懸命調べた結果、風俗なら短期間で彼女たちよりも稼げそうだということが分かりました。
もちろん、抵抗がなかったわけではありません。親に申し訳ない気持ちもありました。
でも私は、自分一人で生活して行けるくらいのお金をこの手で稼ぎたかったのです。
こうして私は、栄町にある風俗店で働くことになりました。
風俗の仕事は当然楽ではありませんし、時々恐ろしい目にも遭いましたが、数か月で何とか慣れて来ました。
とにかく稼ぎが良いので、辛くても辞められないという気持ちの方が大きかったです。
大金を手にするようになった私は、中学時代の友人と新宿などで遊び歩く日が増えました。私の住んでいるところから都内までは1時間ちょっとで出られるのです。
そして私の人生の歯車を狂わせることとなった、あのホストクラブへ出入りするようになったのも、この頃だったと思います。
ある日いつものように新宿で飲んでいたら、友人が「ホストクラブに行ってみようよ」と言い出しました。
お酒が入っていたので私は深く考えずオッケーし、二人は気に行ったホストクラブへ入りました。
店内はきらびやかで、私たちはテンションもマックスに。そのお店でホストのHを一目見た時、一瞬にして心をすべて奪われてしまったような感覚に陥りました。
それは一目ぼれに否定的だった私が、まさに生まれて初めて一目ぼれをしてしまった瞬間でした。
帰ってから冷静になり、その日は酔っていてテンションが上がっていたからあんなに気分が盛り上がったんだと自分に言い聞かせました。
その後も、たびたび友人とそのホストクラブへ行くようになりました。
ある日あまりお酒の入っていない状態で例のホストHに会いましたが、その状態でも自分が冷静でいられなくなるのを感じました。
やはり、あの時の気持ちは本物だったんだと思い知らされました。
顔はほてり、汗が吹き出します。きちんとHの目を見て話すことができません。
風俗嬢という仕事柄、男性と話すことには慣れています。
それなのに。
この日から、Hの事を考えない日は無いというくらいにどんどんと心を奪われていきました。
そんな私の様子を察したHは、しょっちゅう営業電話をかけて来ます。
仕事柄これは本気の電話ではないんだと自分に言い聞かせますが、優しいHの言葉をつい信じてしまいそうになる自分を抑えることができません。
私は何度も何度もお店に通い、Hの売り上げに貢献し、ともに時間を過ごしました。
もう、Hが私のことを本気で好きでも、ただ金づるとして見ていたとしてもどっちでもいい。
そう思いました。
私はHの事を愛してしまった!
Hが喜ぶことなら何でもしてあげたい。
Hと少しでも長く一緒にいたい。
そう思うようになっていました。
ホストに本気で恋をするなんて、なんて馬鹿な女なんだ。
そう思いながらも、この気持ちはもうどうすることもできませんでした。
Hからお呼びがかかると、私は必ずお店に足を運ぶようになりました。
Hが耳元でささやきます。
「もうちょっとでナンバーワンになれそうなんだ。お願い♪」
私は迷わずにシャンパンを入れます。
Hのために売り上げに貢献する日々。
それは私のささやかな幸せでした。
しかし、いくら風俗嬢をやっているからとはいえ、このような生活を続けていたせいでもう手元にお金はありませんでした。
仕事内容のせいか、まだ務めている日数が浅いせいか、カードローンを断られ、クレジットカードも作れずにいました。
お金がない。このままじゃ、Hに会いに行けない!
こんなことをしているうちに、Hの一番は私じゃなくなってしまう・・・。
さまざまな焦りが脳裏をよぎります。
私は半ば狂ったように、お金を作る方法を模索しました。
泣きたくなるような寂しさを胸に抱えながら街をさまよっていると、「今すぐ貸します」というビラが目に飛び込んできました。
これしかない!
私はHに会いに行きたい一心で、その業者に電話をかけました。
無事に業者にお金を借りて、私は電車に飛び乗ります。
Hに会える!
新宿までの1時間が、長い長い道のりに感じました。
Hはまた私に優しくしてくれるようになりました。
電話が来ると、すぐに電車に飛び乗ってHに会いに行きました。
しかし、稼いだお金も借りたお金も、すぐにホストクラブへと消えていきます。
借りたお金を返すことなど、当然困難でした。
借金を返せない私に
「お姉ちゃん風俗で働いてるんだろ?だったらこのくらいの金何とかなるだろ。それとももっといい店紹介してやろうか?」
電話で、業者が恐ろしい声で怒鳴り立てて来ます。
業者は闇金でした。
何度も何度も電話が鳴ります。
恐ろしくて早くお金を返したいと思いましたが、Hに会いたい、Hのために貢献したい気持ちも抑えられませんでした。
「借りた金返せないっていうのか?じゃ、俺の知り合いの店で働け。一生逃げられなくしてやる」
「この次までに金用意できなかったら、お前の親が痛い目に遭うから覚悟しとけや」
闇金からは、そんな脅しをかけられることもしょっちゅうです。
私は今まで以上に、必死で働きました。
お客に気に入られるように、強引な要求にも答えます。
これもHのためだ。相手をHと思って・・・。
自分に言い聞かせ、勤めを果たす日々でした。
あまりの激務に私の心は次第に病んでいき、Hの要求に答えられなくなっていきました。
すると、Hの態度が一変したのです。
「お前ってホント馬鹿だな。お前なんか本気で愛してたわけないだろ。お前が風俗で働いてたからってだけだよ。太い客をキープしたかったからに決まってるじゃん」
「でもさー、こんなに俺に愛してもらったんだからさ、これでおしまいとは言わせないよ?これからもよろしくねー」
脅迫とも取れるようなHからの要求。
金づるでもいいと思っていたけれど、やはり心の何処かでは私を愛してくれていると期待していたようです。
Hの態度の急変にショックを受けた私は、仕事に行くことができなくなってしまいました。
お金が作れない。闇金からの借金は返せない。
当然、闇金からの取り立ては激しさを増すばかりでした。
携帯だけだった取り立てが、やがて家の電話にまでかかってくるようになりました。
当然親にも、闇金からの借金のことがバレました。
母は泣いて半狂乱になり、父には殴られました。
闇金からの嫌がらせで、心臓をえぐるような嫌な内容の電報が届くこともあります。
夜中に家のドアノブをガチャガチャされたこともありました。
それは心臓が止まるかと思うほど恐ろしい瞬間です。
自宅は電話番号を変えることを余儀なくされました。
ようやく住宅ローンを払い終えた自宅ですが、両親は、引っ越しも検討しています。
信じていたホストHからの辛辣な言葉に打ちのめされ、私には減らない闇金からの借金だけが残ってしまいました。
闇金地獄から私が抜け出せる日が来るとは、到底思えません。
こんなつらい日々が、いつまで続くのでしょうか。
闇金からの借金は、ダメです。
どんな事情があろうと、ダメなのです。
借りてしまったが最後、もう逃げられないのです。
但し、このサイトで知ったことですが、闇金相談をすれば助かるかもしれません。
最後の方法としてよく覚えておいて下さい。