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闇金相談富山編 男性(38):融資に積極的な街金だと思ったら闇金だった!?騙された個人事業主の話

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私は地元富山県で自営業を営んでいます。

 

富山は日本海に面しており、海や山に囲まれた自然豊かな地です。

 

なんと言っても自慢は、新鮮な魚介類でしょう。

 

この魚介類を振る舞う店を作れないか。

 

私はかねてよりそう思ってきました。

 

しかし、妻にそんなことを話したら絶対に反対されると思い、なかなか言い出せずにいました。

 

妻は、何より安定を好むタイプなのです。

 

住宅ローンに子ども達の教育資金。

 

もし私が店を始めて儲からなかったら?

 

家族は路頭に迷うことになってしまいます。

 

私自身、個人事業主になったら安定した生活が送れるかどうかも分からないし、不安はありました。

 

30歳を過ぎてしまいましたし、夢を叶えるなら今しかないという気持ちと、やっぱり会社にしがみついた方がいいかな・・・という気持ちが交錯しました。

 

ちょうどそのころ仕事でいろいろあり、会社に縛られることに嫌気がさしていたので、思い切って個人事業主になる意思を固め、妻を説得することにしました。

 

やはり妻は、なかなか首を縦に振ってくれませんでした。

 

店をやるからには、やはり妻に手伝ってもらう必要があります。

 

妻は、自分が仕事を辞めることがイヤなようでした。

 

もし店がダメになったらまた妻が元の職場に戻るということで納得してもらい、なんとか説得に成功しました。

 

店の場所や雰囲気、店のコンセプトなどを決める作業は、大変でしたが楽しくもありました。

 

今まで思い描いていた、新鮮な魚介類を売りとした店を開くという夢。

 

こんな時代だからこそ、もしかしたらクビになる危険のない自営業の方が安定したお金を稼げる可能性を秘めているのではないだろうか。

 

そう思うと、ワクワクしてきました。

 

料理を試作し、メニューを決定。

 

こうして、オープンの準備は着々と整いました。

 

店のオープン当初は、物珍しさも手伝ってか客足はまあまあでした。

 

お客さんも「おいしかった」と言ってくれることが多く、本当にうれしく思いました。

 

思い切って会社を辞めて、店を始めてよかったなと思う瞬間です。

 

会社勤めでは、なかなか味わうことの無かった感覚かも知れません。

 

しかし富山にはこのような新鮮な魚介類を提供する店がたくさんあるせいか、オープンから数か月が過ぎると、客足がだんだんと遠のいてしまいました。

 

ライバルに勝つにはどうしたらいいんだ?

 

リピーターになってもらうには?

 

あがけばあがくほど、売り上げは落ち込むばかりです。

 

客足が遠のいたことが店の業績悪化の一番の原因でしたが、私と妻が経理未経験だったという点も、経営の悪化に響いたのかもしれません。
店の経営自体が初めてですので、全てが手探りの状態でした。

 

もっとオープン当初から、予算をしっかり守って仕入れなどを行えばよかった。

 

設備投資にも、お金をかけすぎてしまったのかも知れません。

 

今さら嘆いてももう遅すぎました。

 

私の店は、資金繰りに困る状態になって行きました。

 

でももう、今さら以前の会社に戻ることなんてできません。

 

元同僚や親戚、友人にも、大々的に店の事を宣伝してしまいました。

 

Facebookにも投稿したので、昔の同級生も、私の店のことをみんなが知っている状況でした。

 

それなのに、1年もたたずに店をたたんだら?

 

そんな惨めな事はありません。

 

まだ1年足らずの付き合いとはいえ、自分で内装やら店名やらメニューやらを決めた愛着のあるこの店を、たたむなんて考えたくありませんでした。
なんとしてでも資金繰りをして、店を立て直したい!

 

それには、お金が必要だ。

 

何処かから借りてでも、何とか立て直さなければ!

 

そう思っていたころ、タイミングよく街金と思われる業者からFAXが送られてきたのです。

 

「個人事業主の皆様へ。資金繰りにお困りならぜひご連絡ください!大手で断られた方もOKです。柔軟に対応いたします」

 

そう書かれておりました。

 

中小の消費者金融の事を一般的に街金などと呼ぶようで、おそらくこの業者はその類なのだろうと思いました。

 

ちょっと考えてみよう。

 

そう思っていたところ、店に1本の電話がかかってきました。

 

「もしもし、先ほどFAXでご案内を差し上げたのですが、見ていただけましたか?うちは小規模な貸金なので大手と違って融通がききますよ。今すぐご融資できますよ」

 

先ほどFAXを送って来た街金からの電話でした。

 

かなり熱心にこちらの経営状況を心配してくれて、融資をしてくれると言ってくれました。

 

ここなら心配なさそうだ。

 

私は、融資をお願いすることにしました。

 

何とかすぐに立て直して借金を返したかったのですが、やはりそうすぐには無理です。

 

結局、その街金から借りたお金は期限までに返済できそうにありませんでした。

 

「そうですか。いえいえ、大変でしょうから、利息だけをお支払いいただければ今回は見逃しますよ。あっ、大変そうなので追加でご融資させていただきましたよ」

 

返済を待ってもらったうえに、街金はさらに融資までしてくれました。

 

甘えてばかりでは申し訳ないと思いましたが、急にお店を立て直すのは無理だったので正直助かりました。

 

しかしです。

 

追加融資をされていたため、利息がかなり膨らんでしまったのです。

 

しかも金利があり得ないくらいに高く、元金の半分を上乗せしたぐらいの金額だったのです。

 

例えば、10万円を借りたら5万円の利息。

 

20万円を借りたら10万円の利息が付くということになります。

 

返済期日は、借りた日から10日後でした。

 

中小の消費者金融(街金)だから金利が高いのかな?

 

と思いましたが、妻と一緒に調べてみるとこれは明らかに違法な金利でした。

 

街金でも正規の業者なら、年20%が上限とのこと。

 

私が請求されているのは、10日で50%ということになります。

 

いわゆる「トゴ」と呼ばれる金利です。

 

この業者は・・・街金じゃなくて闇金?

 

親切な街金だと思っていた貸金業者は、実は闇金だったのです。

 

私は、すっかり騙されてしまいました。

 

どう逆立ちしても返済できないくらい利息が膨らむと、業者の態度は一変しました。

 

まさに、映画で見た闇金と同じような印象です。

 

「これだけ親切に融資してやったのに利息すら返せねえっていうのか?ふざけるな!」

 

「俺らはボランティアじゃねーんだよ。親戚に借りてでも返しに来るのが筋ってもんじゃねえのか?」

 

言われていることはすべてもっともな気がして、私は言い返すことができませんでした。

 

「もう少しだけ待ってください。何とか経営を立て直して、お金を作って・・・」

 

「つべこべ言うなボケ!無理に決まってるだろ。無駄口叩いてる暇があったら他から借りてでも今すぐ金作れ」

 

こんなやり取りが一日に何十回と繰り返されると、私は生きる気力を失ってしまいました。

 

起き上がることもできなくなり、店も休みがちになりました。

 

やはり、私は甘かったのでしょうか。

 

個人事業主は、自分自身で全てを行わなくてはなりません。

 

失敗しても、会社が守ってくれるわけではないのです。

 

ちょっとのことが命取り。

 

まるで毎日がオーディションのようです。

 

痛手を負う前に、一度店をたたむ勇気を持てばよかった。

 

そのあと、資金を貯めてもう一度店を始めればよかったのです。

 

店への愛着や世間体ばかりを考え、意地を張って経営を続けてしまったのがいけなかったのかも知れません。

 

お金を借りたいと思っていたところに闇金からの巧みな勧誘があり、つい騙されてしまった。

 

よくよく考えたら、そんなうまい話があるわけなかったのです。

 

膨らんでしまった借金は、どうやって返済したらいいのでしょうか。

 

違法な金利だから返済することには納得いきませんが、恐ろしい闇金に逆らうなんてできるはずがありません。

 

このまま一生闇金の言いなりなのでしょうか?

 

街金だと思っていたとはいえ、闇金からお金を借りたのは私が悪いです。

 

しかし、この地獄から逃れる方法があるなら知りたい・・・!

 

闇金から逃れられる方法があるなら教えてください。

 

 

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